動きの質を高める体づくり

曲げると畳む動きの質と動きのコツ
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2020.4.3  【加筆・編集しました】

 

一見、同じに見えて同じじゃない体の動かし方

動きの〝質〟の違いについて

体の動きのちょっとしたコツや違いに興味がある方は是非読んでみて下さい。

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体を曲げると折り畳むの違い

曲げると畳む

 

人と同じように動いてる〝つもり 〟でも、見た目が全然違う。

 

同じ量の運動をしても、体が引き締まる人もいれば逆にケガや故障をする人もいて

 

ちょっとした積み重ねの違いなのに、結果は大きな違いになっていく。

 

 

目つき、顔つき、手つき、体つきの〝つき〟って

 

質の違いのことだと思いませんか?

 

 

足や腰を曲げて低い姿勢をとることを腰をかがめる、 膝をまげる。

 

体をコンパクトにして動かすことを肘をたたむ、脚をたたむ。

 

体や関節を屈曲することを〝屈(かが)める〟〝折り曲げる〟とか

 

〝折り畳む〟といいます。

 

 

これらの日常的な動きは、一見同じようにみえても人によって体の内側の力の働きが

 

真逆に近い状態になっていることをご存知ですか?

 

 

同じように関節を屈曲する動きでも、体を〝折り畳む〟と体を〝折り曲げる〟

 

では、同じようで、同じじゃないのです。

 

 

この〝動きの質〟違いを理解して、体をコントロールできているのかいないのかで

 

動きやすさも疲れ方も、体つきまで変わってくるのです。

 

 

例えばこんな動き

 

例えば、

⚫️〝脚を曲げて〟正座をすると、

 

太ももの前面が緊張するので苦痛度が高くなりシビレがきれやすくなります。

 

 

⚪️〝脚を畳んで〟正座をすると、

 

股関節、膝関節の無駄な力が抜けやすく、折り曲げるよりも苦痛度が下がりやすく

 

シビレがきれにくくなり、重心を感じやすいのでベストなポジションが分かるようになります。

 

 

さらに、〝脚の内側を指先までくっつける〟という一工夫を加えると

 

脚のねじれや膝下の偏太りまで解消されていきます。

 

 

 

⚫️ 前者は、苦痛を伴う罰ゲーム。

 

⚪️ 後者は、集中したり、体を調整する型の決まったエクササイズ。

 

同じ動きなのにこの違いって大きくありませんか?

 

見た目が同じでも、中身を伴わないと

動きの質

 

脚を折り重ねる動きも、

 

曲げる(まげる)と畳む(たたむ)では、言葉もニュアンスも動きの質も違います。

 

 

まげるとは、

◯ 外部から力を加えて曲がった状態にする。折るようにまげる。

◯ まっすぐなものや正常なものに力を加えてまげる。

◯ 折りまげるを英語にすると〝ベンド〟Bend

 

 

たたむとは、

◯ 折り畳むを英語にすると〝ホールド〟 Fold

◯〝折り返して重ねる〟とか〝まとめて片づける〟という意味があります。

◯ 無駄なくコンパクトにする、合理的で無駄が少ない〝シンプル〟なイメージです。

 

 

この2つの違いは、体の内側の力の働き方と体を動かす感覚です。

 

 

あなたの動き方はどちらに近い動き方ですか?

 

その人の見た目に影響を与え、時には痛みにまでつながる。

 

そんな動きの〝質の違い〟をできるならどちらの動きを身につけたいですか?

 

動きの質とは、無形の伝統文化

動きの質

 

心のうちに畳(たたみ)おくという、ゆかしい精神。

 

日本家屋といえば、和室。

 

和室といえば、畳敷きの部屋ですが、〝たたみ〟とは、

 

動作や状態を表す〝たたむ〟が名詞化したものなんだそうです。

 

 

例えば、部屋の床がフローリングなら洋室、畳だと和室という分け方をするように、

 

畳(たたみ)は、世界で類を見ない日本固有の文化のひとつで、

 

元々は畳んでしまっておけるゴザのような敷物のことを指していたそうです。

 

 

ライフスタイルとたたみ

 

ふだんは畳んでおいて、必要な時にだけ敷かれるから、畳(たたみ)

 

狩猟民族は、狩の獲物を皮を着たり床に敷いて暖をとり、

 

遊牧民族は放牧している羊の毛でできた絨毯(じゅうたん)をテント内に敷くように、

 

農耕民族は稲作の藁(わら)でできた畳を室内に敷いて寝起きするというのは、

 

それぞれの民族ライフスタイルに密着していて無駄なく合理的で面白いですよね。

 

 

着物に袴(はかま)に提灯(ちょうちん)に布団に扇子(せんす)に風呂敷。

 

どれも使わない時は畳んでコンパクトに片付けることができる生活用品。

 

現代のLDK(リビングダイニングキッチン)のような狭い日本家屋の室内を

 

多様に合理的に活用する術をもつ日本人。

 

ミニマリストとかミニマリズムが流行っていますが、元々のそういう感性をも

 

っているから日本人の性にはとても合うのかもしれません。

 

作法は日常生活に溶け込んだエクササイズ

礼儀作法

 

〝たたむ〟とは、折り返して重ね、合理的に小さくしていくことです。

 

脚を折りたたんで座るのが、正座や蹲踞。

 

胡座(あぐら)や合蹠(がっせき)結跏趺坐(けっかふざ)も同様です。

 

 

そして、腰を折りたたんで頭を下げるのが、礼。

 

礼、正座、蹲踞…

 

伝統的な礼儀作法はどれも、体と感覚を覚醒させることができる

 

精巧にできた型のようなもので、

 

伝統的な日本の日常生活に溶け込みながら、

 

心と技と体を一致させて意識したり力まなくても自在に動けるようにしてくれる

 

型はあるけど形の無いツールみたいなもの。

 

 

くり返して身につける

 

呼吸も作法も、最初は型にハマることを窮屈に感じたり息苦しく感じても、

 

繰り返し繰り返し続けてみることで、徐々に力まなくなっていき、

 

自分の偏りを感じるようになり、偏りから解放してくれるモノなんです。

 

作法

 

まずは徹底的に型(基本)を守り、基本を展開して応用しながら型を破り、

 

身につくことで自分らしさを伴うと最初の型から離れて独自性を生んでいく。

 

 

型にハマってステレオタイプの人間になるのか?

 

型を破って自分というオリジナリティ溢れる人間になるのか?

 

型を超越して、その道のプロになるのか?

 

どうするのかはその人次第ですが、

 

型が破れるのは、型が出来上がった人だけに許される特権です。

 

 

室内や生活用品だけでなく、体の使い方(動作)も合理的に無駄を少なく

 

折りたたんで使うのが得意なのは、もしかしたら道具を引いて使う事が得意な

 

屈筋優位といわれている国民性も関係しているのかもしれません。

 

作法エクササイズ

意識と重心

 

日本人なら誰でも知っている、正座とか礼で体を整えてみる。

 

ちょっと意識を変えて、動きの質を意識してみることでエクササイズになります。

 

微妙な感覚を感じるにはフローリングがベストですが、

 

最初は畳や絨毯の上ではじめてみて、キツいようなら布団やベットの上で

 

やってみてください。

 

 

🤖 やり方

 

1.膝と膝、踵と踵をくっつけて離れないように正座してみましょう。

 

2.その状態(1)をキープしたまま、踵とお尻(坐骨)をくっつけて離れないように

 

礼をしてみましょう

 

3.手のひら指先ができるだけ自分から遠くになるように体幹からしっかりと手を伸ばし、

 

できるなら深呼吸をすると更に効果的です。

 

正座をすると踵が離れる方は、

 

膝下のねじれがキツいタイプなので少しずつでも離れないように踵と踵をチューブを使って

 

安定させてチャレンジしてみてください。

 

膝下のシルエットがスッキリしてきます。

 

まとめ

まとめ

 

質(しつ)って、質(たち)とも読むんですよね。

 

〝 タチが悪い 〟のタチは、質のことなんです。

 

 

日常生活の動きの質を見なおすことは、動きの質を高めてくれ、

 

体つきも顔つきまでも変えていくことにつながります。

 

やっぱり生活の質って大事なんです。

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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